犬が留守番している間、「今どうしているかな？」「寂しがっていないかな？」「吠えていないかな？」と気になって仕方がない──そんな飼い主さんは多いのではないでしょうか。特に共働きや出張、旅行などで家を空ける時間が長い場合、安心して外出するのは簡単なことではありません。
こうした不安を解消するアイテムとして注目されているのが「Furboドッグカメラ」です。スマホと連携することで、外出先からでも犬の様子を確認できるだけでなく、声をかけたりおやつを与えたりと、双方向のコミュニケーションが可能になるのが大きな特徴です。
2025年現在の最新モデル「Furbo 360° Dog Camera」では、カメラが360°回転して部屋全体を見渡せるようになり、犬の動きを自動で追尾する機能も加わりました。さらに暗い部屋でも鮮明に映せるカラー夜間視界や、AIによる「吠え・人物・異音検知」といったスマート通知も搭載され、より安心して使えるように進化しています。
とはいえ、「本当に便利なの？」「通知が多すぎると聞くけど大丈夫？」「価格やサブスク料金は高くない？」といった疑問を持つ飼い主さんも多いはずです。Furboは確かに便利ですが、通信環境や犬の性格によっては不満を感じるケースもあるため、メリットだけでなくデメリットまで理解して選ぶことが重要です。
本記事では、Furboドッグカメラについての口コミ・評判・使い方・便利機能・デメリット・価格・他社との比較までを総合的に解説します。
Furboドッグカメラとは？基本概要
Furboドッグカメラは、「犬の留守番をもっと安心にする」という発想から生まれた見守りカメラです。一般的な防犯カメラやベビーモニターとは異なり、犬とのコミュニケーションに特化した設計になっているのが大きな特徴です。
最新モデル「Furbo 360°」の特徴
2025年現在の最新モデルは「Furbo 360° Dog Camera」。従来の固定型カメラから大きく進化し、以下の機能が搭載されています。
- 360°回転ビュー：カメラが水平方向にぐるりと回転し、部屋全体を見渡せる。死角がないので、犬がソファの裏や窓際に移動しても見逃さない。
- 自動追尾機能（オートドッグトラッキング）：犬が動くとカメラが静かに追いかけてくれる。常に愛犬の姿を画面に捉えられるので安心。
- カラー夜間視界：従来の白黒ナイトビジョンではなく、暗い部屋でもカラーで映像を確認できる。夜間の見守りに大きな強み。
- スマート通知（有料プラン対応）：犬の吠え声だけでなく、「人物」「動作」「異音」を検知してスマホに通知。防犯や異常の早期発見にも役立つ。
これらの機能は「ただ見守る」だけでなく、「一緒に過ごしているような感覚でコミュニケーションがとれる」点を重視して設計されています。
旧モデルとの違い
初期のFurboは、固定カメラ＋おやつ飛ばし機能がメインでした。当時から「犬専用」として注目されましたが、視野が固定されるため、犬が部屋の隅に行くと見えなくなるのが弱点でした。
最新モデルでは360°回転と自動追尾でこの弱点を克服。さらに夜間視界や通知機能も強化されており、安心感が大幅に向上しています。口コミを見ても「旧モデルから買い替えたら格段に便利になった」という声が増えています。
私自身、旧モデルから最新モデルに買い替えましたが、360°回転と自動追尾が追加されたことで“探すストレス”が一気に減りました。以前は死角に行くと見えなかったのが悩みでしたが、最新機種では部屋全体を見渡せるのが大きな進化だと感じます。
Furboドッグカメラの主な機能と使い方
Furboドッグカメラは「犬をただ映すカメラ」ではなく、留守番中でも飼い主と犬がつながれる仕組みを持っているのが最大の特徴です。ここでは主要な機能と、実際にどう活用できるのかを紹介します。
ライブ映像で見守れる
Furboの基本は、外出先からでもスマホで犬の様子をリアルタイムで確認できるライブ映像機能です。2025年モデルでは360°回転機能が搭載されており、犬が部屋のどこにいてもカメラを回して探せるようになりました。暗い部屋でもカラーで映せるため、夜間の留守番や就寝中の確認にも安心です。
吠え通知・動作検知
犬が吠えたときにスマホへ通知が届く「吠え通知」は、Furboの代表的な機能のひとつです。これにより「ただ吠えているのか」「異常が起きたのか」をすぐに確認できます。有料プラン「Furbo Nanny」に加入すれば、人物検知や異音通知までカバーでき、防犯面でも役立ちます。
双方向通話
カメラに内蔵されたマイクとスピーカーを使い、犬の声を聞くだけでなく、外出先から声をかけることもできます。「大丈夫だよ」と声をかけると吠えが落ち着く犬も多く、飼い主にとっても安心感につながります。ただし犬によっては声だけ聞こえて混乱することもあるので、反応を見ながら使うのがコツです。
おやつ機能
Furboを象徴するのが「おやつ飛ばし機能」です。アプリを操作すると内蔵トレイからおやつがポンッと飛び出し、犬が楽しみながら受け取れます。留守番中のちょっとしたご褒美や気分転換になり、飼い主とのつながりを感じられる仕組みです。初めて使う場合は音に驚く犬もいるため、飼い主がそばにいるときに慣らしてあげるのがおすすめです。
おやつ機能は最初、うちの犬も少し怖がっていました。しかし慣れてくると『音＝ご褒美が出る』と理解し、今ではおやつの音が合図になって走ってきます。犬によって慣れ方に差があるため、最初は飼い主が一緒にいて教えるのがコツです。
Furbo Nanny（有料プラン）の内容
基本機能だけでも便利ですが、サブスクリプションの「Furbo Nanny」に加入するとさらに高度な機能が使えます。
- スマートアラート（吠え・人物・動作・異音）
- クラウド録画で過去の映像を保存・確認
- 1日の行動をまとめた「Doggie Diary」動画
とくに長時間の留守番が多い家庭では、映像を後から見直せるクラウド録画は安心材料になります。
実際の口コミ・評判まとめ
FurboドッグカメラはSNSやレビューサイトでも多くの口コミが寄せられています。ここでは良い評判と悪い評判を分けて紹介し、そこから見える総合評価を整理します。
良い口コミ（安心感・犬が喜ぶ）
「仕事中でもスマホから犬の様子を見られて安心できる」「吠えたときに声をかけると落ち着いた」など、安心感に関する口コミは非常に多く見られます。特に長時間の留守番をさせる家庭では「精神的に助かる」と評価されています。
また「おやつが飛び出すと大喜びして走ってくる」「遊び感覚で楽しんでいる」といった声も多く、Furboならではの機能が犬と飼い主のコミュニケーションに役立っていることがわかります。
悪い口コミ（通知が多い・Wi-Fi不安定）
一方で、「通知が多すぎて逆に疲れてしまう」「Wi-Fiが不安定だと映像が途切れる」といった不満も少なくありません。特にマンションで回線が混雑している場合や、ルーターが古い場合にトラブルが起こりやすいようです。
また「おやつ機能の音に犬が驚いて近づかなかった」という声もあり、犬の性格によって向き不向きがあることがうかがえます。
口コミから見える総合評価
Furboは「飼い主の安心感を得られる」という点で高く評価されています。実際に「買ってよかった」「犬が喜んで留守番できるようになった」という声は多く見られます。
一方で、「通知が多すぎる」「Wi-Fiが切れる」といった不満も一定数あり、環境や犬の性格によって体験が大きく変わるのも事実です。そのため、事前にデメリットを理解し、自宅の通信環境や犬の反応に合わせて工夫することが満足度を高めるポイントになります。
Furboドッグカメラのデメリットと注意点
Furboは便利な機能が多く高評価を得ていますが、どんな家庭にも完璧にフィットするわけではありません。購入を検討する前に、デメリットや注意点を知っておくことが大切です。
通知が多すぎる問題
最もよく挙げられる不満が「通知の多さ」です。犬が少し吠えただけで通知が届き、場合によっては一日に何十件もスマホにアラートが届くこともあります。特に多頭飼いや人通りの多い環境では「通知疲れ」を感じる人も少なくありません。
私も最初は通知が多すぎて困りました。仕事中に何十件も鳴るとストレスになります。しかし設定を細かくカスタマイズすると必要な通知だけに絞れるので、今では快適に使えています。購入前に“通知設定を使いこなす前提”と考えておくと失敗が少ないと思います。
通知が多すぎて困る方はこちらの記事が参考になるかもです。
Wi-Fi環境への依存
FurboはWi-Fi接続が必須のため、通信環境が悪いと映像がカクついたり途切れたりすることがあります。口コミでも「肝心なときに映らなかった」という声が散見されます。
対策としては、2.4GHz帯に接続する、中継器を導入する、ルーターの位置を見直すなど環境整備が欠かせません。
おやつ機能を怖がる犬もいる
Furboの魅力であるおやつ機能ですが、飛び出す音や動きに驚いて犬が近寄らなくなるケースもあります。慣れるまでは「おやつ＝楽しいこと」と関連づける練習が必要です。
サブスク費用が発生する
高度な通知やクラウド録画を使うには、有料プラン「Furbo Nanny」への加入が必要です。月額・年額の費用がかかるため、「無料範囲で十分か」「有料が必要か」を見極めることが大切です。
他のペットカメラとの比較
Furboは犬専用に設計されたペットカメラですが、2025年現在は他にも多くのモデルが販売されています。それぞれ強みや価格帯が異なるため、比較することで「自分に合った1台」を見極めやすくなります。
Petcubeシリーズ（Petcube Bites 2 Liteなど）
Petcubeは高画質映像とクラウド保存に強みを持つブランドです。最新の「Bites 2 Lite」はおやつ機能も搭載していますが、全体的にデザインや操作性はシンプルで、映像をシェアしたい飼い主に人気です。
SNSへのシェアや動画保存を重視する人に向いています。
eufy Pet Dog Camera D605
Ankerグループが展開するeufyは、コスパの高さで注目されています。広角レンズで広い範囲を映せるほか、Furboと同じくおやつ機能を搭載。
さらにクラウド契約なしでSDカード保存ができるため、追加費用を抑えたい人に支持されています。
Pawbo+（現在はサポート終了）
かつて人気のあったPawbo+は、2025年9月でメーカーのソフトウェアサポートが終了しました。今から購入するのは現実的ではありませんが、過去ユーザーの中には今も利用している人がいます。
記事では「歴史的な人気モデル」として紹介しつつ、新規導入には不向きと伝えるのが良いでしょう。
低価格モデル（5,000〜10,000円前後）
通販サイトで見かける安価なペットカメラは、「とりあえず様子を見られれば十分」というニーズには応えられます。
ただしアプリの安定性や耐久性には差があり、口コミでは「すぐ壊れた」という声も目立ちます。コスパは良いですが、長期利用や安心感を求めるなら上位モデルの方が無難です。
■比較表（機能・価格まとめ）
| 特徴／モデル | Furbo 360° | Petcube Bites 2 Lite | eufy Pet D605 | 低価格モデル |
|---|---|---|---|---|
| おやつ機能 | ◎ 独自の飛ばし機能 | ○ 搭載 | ○ 搭載 | × なし |
| カメラ性能 | 360°回転・追尾・夜間カラー | 高画質・固定カメラ | 広角レンズ・SD保存 | 機種によって差 |
| 通知・AI機能 | 吠え・人物・異音検知（有料） | 動作・音検知（クラウド） | 基本的な検知機能 | 簡易的検知のみ |
| サブスク | 有料「Furbo Nanny」 | クラウド保存有料 | 基本無料・SD対応 | 不要 |
| 価格帯 | 約30,000円前後 | 約20,000〜25,000円 | 約18,000円前後 | 約5,000〜10,000円 |
| 強み | 犬特化・おやつ×コミュニケーション | 高画質・SNSシェアに強い | コスパ・保存性 | とにかく安い |
比較してみて強く感じたのは、Furboは“犬との対話”に特化しているのに対し、他社モデルは“映像の保存やコスパ”を重視しているという違いです。どちらが優れているというより、飼い主が何を優先するかで最適な選択は変わります。
Furboドッグカメラの価格と購入方法
Furboドッグカメラは、機能面だけでなく価格や購入先も気になるポイントです。ここでは2025年時点での価格相場やサブスク料金、購入ルートを整理します。
■本体価格（最新モデルの相場）
最新モデルの「Furbo 360° Dog Camera」は、おおよそ30,000円前後で販売されています。公式サイト・Amazon・楽天市場などで購入可能で、大きな価格差はほとんどありません。セール時期には数千円割引されることもあるため、購入タイミングを見計らうのも一つの方法です。
■サブスク料金（Furbo Nanny）
無料でもライブ映像やおやつ機能は利用できますが、スマート通知やクラウド録画を利用するには有料プラン「Furbo Nanny」への加入が必要です。
月額プラン：数百円〜千円台
年額プラン：月額より割安
「通知を最小限にしたい」「留守番時間が長い」「防犯も兼ねたい」といった家庭では有料プランが便利ですが、在宅時間が長い人なら無料範囲でも十分使えます。
■購入できる場所
公式サイト：キャンペーンや保証延長が受けられる場合あり
Amazon・楽天市場：ポイント還元やセールでお得に買える
家電量販店（一部）：展示品を見てサイズ感を確認できる
私はAmazonのセール時に購入しましたが、ポイント還元を含めるとかなりお得でした。保証やサポートを重視するなら公式、価格を重視するなら大手通販サイト、実物を見たいなら家電量販店という選び方がおすすめです。
Furboはこんな人におすすめ・おすすめしない人
口コミや機能面を踏まえると、Furboドッグカメラは向いている人とそうでない人がはっきり分かれます。ここでは購入を検討する前に、自分がどちらに当てはまるかを確認しておきましょう。
Furboが向いている人
- 長時間留守番をさせる家庭
共働きや出張で犬をひとりにする時間が長い場合、Furboは安心材料になります。映像を確認するだけでも気持ちが楽になり、吠え通知で異変にも早く気づけます。 - 犬とのコミュニケーションを重視したい人
おやつ機能や双方向通話を活用すれば、外出中でも「つながり」を感じられます。留守番が苦手な犬のトレーニングにも役立ちます。 - 防犯も兼ねたい家庭
Furbo Nannyに加入すれば「人物検知」や「異音通知」も利用できるため、防犯カメラの役割も果たせます。
Furboが向いていない人
- 在宅時間が長い家庭
常に家にいる人には必要性が低く、導入しても活用の場面が少ないでしょう。 - Wi-Fi環境が不安定な人
FurboはWi-Fi依存度が高いため、通信が弱いとストレスの原因になります。安定したネット環境が必須です。 - 犬が音や動きに敏感すぎる場合
おやつ機能の音を怖がる犬もいます。性格によっては逆効果になる可能性があります。 - サブスク料金をかけたくない人
無料機能だけでも使えますが、通知や録画機能をフル活用するには有料プランが前提。月額・年額の出費に抵抗がある人には向きません。
よくある質問（Q&A）
🔴Q.複数のスマホで同時に使えますか？
はい、同じアカウントでログインすれば複数のスマホやタブレットから利用可能です。家族で共有して使えるため、「今は誰が確認しているか」を話し合ってルールを決めておくと混乱が防げます。
🔴Q.外出先で使うと通信量はどのくらいですか？
映像をストリーミング再生するため通信量はそれなりにかかります。画質設定にもよりますが、1時間あたり200〜300MB程度が目安です。外出先で長時間利用する場合は、Wi-Fi環境を活用するのがおすすめです。
🔴Q.夜間や暗い部屋でも映りますか？
最新の「Furbo 360° Dog Camera」はカラー夜間視界に対応しており、暗い部屋でも鮮明に映せます。旧モデルは白黒映像でしたが、最新機種では毛色や表情も確認しやすくなっています。
🔴Q.古いFurboから買い替える価値はありますか？
旧モデルでも基本機能は十分ですが、360°回転・自動追尾・カラー夜間視界など新機能を求めるなら買い替えの価値は大いにあります。特に「死角がなく部屋全体を見渡したい」「夜間の見守りを重視したい」という人にはおすすめです。
🔴Q.犬が怖がって使えない場合はどうすればいいですか？
おやつ機能の音に驚く犬は少なくありません。最初は飼い主が一緒にいるときに少量ずつ試し、「おやつ＝楽しいこと」と関連付けることで慣れてくれます。どうしても合わない場合は、ライブ映像や通話機能をメインに活用するのも一つの方法です。
まとめ｜Furboは「犬とのコミュニケーション特化型」ペットカメラ
Furboドッグカメラは、ただ留守番中の犬を映すだけではなく、外出中でも犬とつながれる体験を提供してくれるアイテムです。おやつ機能・双方向通話・吠え通知といった独自の仕組みは、一般的な見守りカメラにはない大きな魅力です。
2025年最新モデル「Furbo 360°」では、360°回転・自動追尾・カラー夜間視界といった進化が加わり、さらに安心感が高まりました。口コミからも「安心できる」「犬が喜ぶ」という声が多く寄せられており、長時間留守番をさせる家庭にとって心強いサポートになります。
一方で、通知が多すぎる、Wi-Fi環境に左右されやすい、サブスク料金が必要といったデメリットも存在します。購入を検討する際には、自宅の環境や犬の性格を踏まえたうえで「自分に合うかどうか」を見極めることが重要です。
Furboは決して安い買い物ではなく、サブスクを含めるとコストもかかります。それでも“犬とつながっている安心感”を得たい飼い主にとっては、他のカメラには代えられない価値があると私は考えています。
総じて、Furboは「犬とのコミュニケーションを重視したい飼い主」におすすめできるペットカメラです。安心と楽しさを両立させたい人にとって、導入する価値は十分にあるでしょう。
